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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
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  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 新閣僚に聞く
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  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
  • 日米首脳会談 成果と課題
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  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
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  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
  • 張成沢氏失脚 北で何が起きたか
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  • 待ったなし地球温暖化対策
  • 環境先進国フランスの挑戦
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  • 2016/1/02
  • 2015/10/07
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  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 青木 節子
    青木 節子
    内閣府 宇宙政策委員

    廣井 孝弘 rss (サイエンス 宇宙)

    ライター一覧
    廣井 孝弘

    昭和35年(1960年)生まれ、岐阜県出身。東京大学大学院理学系研究科鉱物学専攻博士課程修了(理学博士取得)。現在米ブラウン大学惑星地質・上級研究員。隕石と小惑星の鉱物分光学の研究の第一人者。2000年、隕石学への貢献によって小惑星(4887)タキヒロイが命名される。日本の惑星探査ミッション「はやぶさ」「かぐや」「はやぶさ2」に共同研究者として参加している。

    日本から忘れ去られる在米日本人研究者

     最近、私の住むボストンのハーバード大学で、日本学術振興会(学振、JSPS)主催の、「日本の急速に高齢化する社会」というテーマで半日のフォーラムがあった。これはポスターセッションまである学会形式に似ていたが、口頭講演は全て招待された比較的長時間の発表がいくつかあるというものだった。一般にも興味を引く内容で、意外とわかりやすかった。http://jspsusa.org/wp/11122016_the-japan-us-science-forum-in-boston-cambridge-ma/

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    人体と地球との相似性からみた人類の使命

     惑星科学は地球を含む惑星を対象とする学問だが、地質学とか地球科学という分野があるように、歴史的にも現在でも地球が人類の主たる研究対象であり、最も魅力的な天体である。その理由の一つには、身近で実用的で生命を宿す惑星であるということ以外に、人体との類似性・相似性があると思う。

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    はやぶさ2とオシリス・レックス

     先日9月8日にとうとうNASAのOSIRIS-REx (Origins, Spectral Interpretation, Resource Identification, Security, Regolith Explorer) が成功裏に打ち上げられた。これは、はやぶさの成功によって小惑星試料の回収が可能であることが証明されたために米国で認可されたものだが、はやぶさ2が今度はC型小惑星リュウグウに行って試料を取ってくるというので、今度は先を越されないぞという米国の意地が表れているともいえる。もちろん、はやぶさ2は2020年に帰還する予定に対し、オシリス・レックスは2023年であるから、今度も日本が最初のC型小惑星試料回収に成功するはずだ。しかし、NASAにはそれなりの魂胆がある。

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    4光年しか離れていない地球型惑星?

     英国科学雑誌 Nature に最近発表された研究論文で、地球からたった4光年しか離れていない場所に地球と似た大きさと表面温度を持つ惑星が見つかったという結果がニュースになった。こういう報告があると、マスコミは生命が存在するのでは?とか、人類が住めるのでは?とかいう話題を強調するし、観測・計算した科学者たちもそういう観点を動機としてしまう。その方が研究費を取りやすいという事情もあるのだろう。http://www.nature.com/articles/nature19106

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    惑星科学者になるなら地球惑星科学科に行ってはならない

     以前、「学校教育で惑星科学はあまり重要視されていない」旨のことを書いたが、大学では、学科名を見る限り、地球惑星科学を学べる学部や大学院の専攻は多くある。例えばこのリストである。「地球」という単語が「惑星」の前についていることにご注意あれ。http://www.jpgu.org/index/students/learninggeoscience1.html

     しかし、このリストをよく見ると、100くらいあるうちで「惑星」という単語がその名称に入っているのは9個しかない。そして、それらの全てが「地球」と一緒になって「地球惑星」としてある。英語なら、Earth and Planetaryということである。つまり、純粋な「惑星科学科」は存在しない。これは何故であろうか?

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    “英語読み”でなく正しい天体名を使おう

     アメリカ人と話をした人ならば必ず気づくことであるが、地名や人名の英語の発音は日本の学校教育で教わったものとかなり異なる。例えばイエス・キリストは英語ではJesus Christ(ジーザス・クライスト)であり、エルサレムは英語ではJerusalem(ジェル―サレム)である。だから、アメリカに来て日本語式に発音しても、まず誰も分かってくれないので、英語式の発音に直そうと努力するうちに、国際的に英語の発音が正しいのだと錯覚してしまい、日本に帰ってもそれを使う日本人もいる。

     しかし英語が正しい発音であると誰が決めたのであろうか。私は学校で、日本の社会科の教科書の表記は現地語の発音に忠実にカタカナで表記していると習った。だから、それが正しければ、日本語のように、エルサレムにイエス・キリストが来られた、という言い方が正しいのであり、英語の発音ではイスラエルではかえって通じにくいのではないかと思われる。

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    火星の次は木星へ

     一昨日まで、7月2~4日の3日間、相模原の宇宙科学研究所(宇宙研)で、Jupiter Trojan 2016という研究会があり、私もボストンからインターネットを通して参加・発表した。直前まで国際学会に出席していた外国人研究者の便宜を図って週末を含む異例な形で行われたと思われる。

     http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/kawalab/trojan2016/

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    はやぶさの日に過去6年を振り返る

     6月13日は、忘れもしない、6年前に「はやぶさ」が地球に帰還し、小惑星イトカワからの試料を携えたカプセルを落とし、自らは大気中で燦然と輝きながら“昇華”していった日である。この6年間の間に実に多くのことがあった。

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    系外惑星の大量発見と“第二の地球”

     NASAのケプラー宇宙望遠鏡が1284個という大量の系外惑星を発見した。この数は99%以上の確率で惑星であるもので、それに加えて1327個の惑星かもしれないグループが控えている。いずれにせよ、これは今日までで最大の発見数である。系外惑星というのは、我々の太陽系以外に存在する惑星のことで、一昔前には全く観測できなかったものである。それが発見されるようになったのは、主に「トランジット法」という、惑星がその中心星の前を通過する際に光を遮るので、その星が一時的に暗くなる現象を精密に観測・解析するようになったからである。最近起こった水星が太陽の前を通過する現象と似たものである。

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    クラーク博士の精神を継ぐ者たちへ

     今回また2週間、出張で日本に来た。2012年から続いている学術振興会からの科学研究費基盤Cによって支援された、国立極地研究所(極地研)の隕石の可視・近赤外分光サーベイの一環である。今年は5年目で、最終年度。これまで、火星隕石・月隕石・小惑星ベスタから来たと考えられるHED隕石・そして炭素質コンドライト隕石の測定を済ませ、二つの論文を提出し、残りは現在データの解析中である。

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    世界で闘えない日本の科学者 惑星科学会議での日米比較

     昨日まで1週間にわたり、米国テキサス州ヒューストンにおいて、第47回の月惑星科学会議(Lunar and Planetary Science Conference)が行われた。このLPSCは、1969年にNASAがアポロ11号で月試料を持ち帰り、世界中の名だたる科学者たちに分配し、その解析結果を翌年1970年に持ち寄って発表しあった時の第1回月科学会議が、その後、毎年行われるようになり、惑星を加える名称変更を経て、47回目を迎えたものである。

     私が最初に参加したのは、アメリカに渡った翌年の1991年で、それ以降、次女がその週に生まれた1998年以外は毎年参加しているので、今年で25回目になる。四半世紀となり、会場に行くとかなり知り合いが多くなってきて、同窓会の雰囲気をも醸し出している。昔はNASAジョンソン宇宙センター(JSC)内のGilruthという体育館で行われていたのだが、2001年の9.11テロによって敷地外のホテルに会場が移ってしまった。

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    地球と人類のためにある南極と月の不思議

     前回は南極隕石と小惑星の研究で如何に日本が貢献してきたかを説明し、また少し前には、かぐや探査機が月の全球探査で世界を牽引してきたことを紹介した。南極と月は、場所は大きく異なるが、どちらも隕石と同様にタイムカプセル的な働きをしている、という話を紹介しよう。

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    アポロの砂と南極の隕石、固体惑星物質科学の夜明け

     私はアメリカで長く住んでいて度々遭遇するシーンは、初めての人にあった時に、友人が私をDr. Hiroi(廣井博士)と紹介したり、自分で I am a scientist(私は科学者です)というと、What is your major?(専門は何ですか)と訊かれることである。もちろん、Planetary Science(惑星科学)と答えるが、それに対する反応はたいてい、That’s cool!(かっこいい)である。悪い気はしないが、かっこよく聞こえるために惑星科学をやっているわけではないのと、宇宙開発や天文学と一緒くたにしている人も多いのが気になる。とにかく、その度に感じるのは、惑星科学はまだまだ若い学問分野であるということだ。

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    学校教育で冷遇される惑星科学

     私は隕石と小惑星の分光学という、惑星科学という小さな分野でも、さらに特殊な専門を30年以上続けているせいで、学校教育や一般の人々とは関連は薄かった。しかし、はやぶさミッションが有名になったおかげで、近年では学校や一般の講演会で話す機会も増えた。

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    寝耳に水の日本の次期惑星探査とポストはやぶさ2

     最近、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は次期惑星探査計画として、SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)と火星衛星試料回収ミッションを決定した。今回は、これらに対して、「太陽系と地球の起源を知りたい」と願う一惑星科学者として、かなり一方的に聞こえるかもしれないが、苦言を交えた批評をしたいと思う。

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    ポストはやぶさ=はやぶさ2ミッションの背景:MEFレポート

     日本で惑星探査ミッションが人々に広く知られるようになると、その打ち上げとか行き先とかが大きく取りあげられるが、その決定に至った過程などは通報されないか、忘れ去られることが多いと思う。現在進行中のはやぶさ2が提案された経緯もその1つかも知れない。はやぶさ2の実現に貢献した最大の活動は、おそらく小天体探査フォーラム(Minorbody Exploration Forum、MEF)だろう。以下にMEFの説明がある。http://www.minorbody.org/about.html

     MEFは、MUSES-C(はやぶさ)計画が進行中で、まだ打ち上げ前の2000年に発足し、主に宇宙研の矢野創氏が中心となって、次期太陽系探査を提案してきた団体だ。日本の太陽系探査ミッションが、どちらかといえば政府や研究所主導のトップダウン式に進められてきたのに対し、市民参加型の真にボトムアップ式な機構を作り上げたと言える。その成果が、以下に掲載されているMEFレポートだ。http://www.minorbody.org/mef-report.html

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    はやぶさ前後の日本の固体惑星探査の成功と失敗

     はやぶさ2の地球スイングバイの数日後、あかつき衛星の金星軌道投入が成功した。これは、5年前、はやぶさ初号機のカプセルが戻ってきて日本中が沸きに沸いた後、あかつきの主エンジンの故障により、最初の金星への軌道投入に失敗したことの再挑戦だった。当時は、全世界の脚光を浴びていたはやぶさの成功とは対照的に、日本の宇宙ミッションにおける惑星へのランデヴーというハードルの高さを思い知らされた時だった。

     思えば、はやぶさが打ち上げられた2003年は、火星へ向けて1998年に打ち上げられたPLANET-B(のぞみ)がトラブル続きだった時で、2003年12月に火星軌道への再投入を試みるが、米航空宇宙局(NASA)から強く要求された火星への衝突確率1%以下という精度を保証できず、挑戦もできないまま太陽を回る人工惑星となってしまった。映画では、川口先生がそれを非常に悔しがっているシーンが印象的だった。実際に、そのエンジントラブルや通信の途絶、そして米国からの圧力で諦めた経験が後にはやぶさでの頑張りにつながったのだろう。

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    はやぶさ2の地球スイングバイ

     先日、とうとう、はやぶさ2が打ち上げ後1年して地球上空に帰ってきて、地球の重力によってスイングバイをし、一路、小惑星リュウグウに向かった。3回予定されていた軌道調整も2度で終え、はやぶさシリーズ2号機として熟練の技を見せてくれたような、日本人として非常に誇れることだと思う。これから2018年6月までの2年半のリュウグウへの旅路は長いようにも見えるが、それまでに済ませておくべき多くのことがある。

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